事実なんてない。あるのは認識だけ。

その32
 自分がその事象を苦痛であると認識するのはどのような場合か。自分のやるべきことが予定より増えた場合。そのやるべきことは,「できること」か「できないこと」か。「できること」でも多大なコストと時間を犠牲にしないといけないか。「できないこと」でも努力すればできそうか,努力してもできそうにないか。このように頭の中で分類し,苦痛であると認識している。その人の器の大きさによって,ある事象のとらえ方は違う。苦痛と思われる予定外のやるべきことを,チャンスと受け止めること認識が人を成長させる。

「願わくは我に七難八苦を与え給え」 山中鹿之助幸盛