その6

 社会人が限られた時間で効率よく学習するためのノウハウ本では隙間時間といわれるブツ切れの時間を無駄にしない方法が紹介されている。

 学習の時間を確保し「量」を増やすこととともに、「質」を向上することも重要である。人間は脳の一部分の力しか使用していない。使っていない部分の活用方法の一つに、右脳を活性化させる紹介がよくある。「3分間「超」速読トレーニング 川村明宏著」から速読トレーニングを約1ヶ月実践してみた。

 トレーニングの結果、確かに本を読むスピードは上昇した。そのポイントは、①眼球を良く動くようにする②視野を広げる(識幅の拡大)③頭の中で文字を読まないことである。少しではあるが以前と違った感触で文章を読んでいるように思える。
「七田式「超右脳」トレーニング 七田眞著」でも脳は高速で処理する能力があるとの記述があり共通点も多い。右脳の力を発揮できるようにさらにトレーニングを進化させたい。

 しかしながら、知識はいかに使うかが重要であって、ただ単に「ものしり」だけでは意味がないであろう。様々な知識と自らの体験を融合させて新たなものを創造(想像)する訓練が大事。その結果、自分の中から、オリジナルな価値あるものを生み出せるかどうかが勝負である。

「想像力は知識よりも大切である」 アインシュタイン

3分間「超」速読トレーニング (成美文庫)

3分間「超」速読トレーニング (成美文庫)