熟睡するために

その2

 最近、熟睡できなくなってきたため、快適な睡眠を得るために、いろいろな試みをしている。

 道具で効果のあったものを挙げると、まず「枕」。枕は材質と高さがポイントである。寝返りがスムーズにできるように、適度な硬さが必要である。軟らかすぎると体が寝返りをうったときに頭が枕に沈みスムーズに回転できないからである。次に「頭寒足(体)熱」体が温まると眠くなることは誰もが経験的に知っていると思うが、腹に湯たんぽ、頭にアイスノンを置くと寝つきがよくなると思う。
 
 熟睡、短眠、減眠についての書籍では、よくナポレオンや、エジソンの短眠でエネルギッシュな人生の紹介がある。彼らのように寝食を忘れて何かに没頭し、自然に短時間で熟睡できることが理想だが、一般の人々には難しいであろう。自分の目標をしっかり持ち、努力し続けることで健全な精神を保てて、夜は質のよい眠りを迎えることができると思う。 

 大切なことは、「眠るためにどうするか」ではなく、「起きているときにいかに充実した活動を行うか」である。一瞬一瞬を大切にし、自らの力を全て絞りつくすように時間を使えば、おのずと健やかな眠りは訪れだろう。

「時間の値を知らない者は、生まれながらに栄光には向いていない。」                         ヴォルヴナルグ